週刊本吉研究室㉑11月9日号『今注目の教材づくりの手助け 可能性広がる「TeachU」』

こんにちは。今回の記事ですが私自身が教育実習や臨時採用の際に大変苦労したデジタル教材についての記事を書かせていただきます。ちょうど11月4日にKKTくまもと県民テレビでも紹介されています!これから教育現場でデジタル教材を活用した授業をされる際に是非参考にされてください。拙い文章ですがご覧いただけると幸いです。

TeachU

一度は見たこと聞いたことがある方も多いかも知れません。これは、2018年に熊本大学附属特別支援学校の後藤匡敬教諭が公開されたウェブサイトです。

教育実習のときにも感じましたが、今の教育現場ではデジタル教材を活用した授業がほとんどです。ですが私が去年まで働いていて感じたのは「デジタル教材を作るという所に対してなかなか時間が割けない」「教材ソフトがあっても個別の教育ニーズに合わせることができない」ということです。自分自身で子どもに合った教材を一から作っていました。時間もない中で作らなければいけない教材は、質と量の両方を充実させることがとても難しかったと感じました。

そのような現場の声から後藤先生の手によって立ち上がったのがこの「TeachU」です。このなかにある教材はパワーポイントでダウンロードした後に、目の前の子どもにあわせて自由に作り変えられるようになっています。後藤先生もテレビのインタビューで「教材の骨組みとして役立ててほしい」と仰っていました。それぞれの教科・単元ごとにアニメーションもついていてとても面白く子どもも引きつけられるだけでなく、個人で学習が出来るようになっていて教材の使い方や一工夫で伸ばせる力も無限大に広がっていくのではないかと感じました。特別支援教育だけではなく、内容によっては通常の学級にも使用する事のできたり、国語のソフトが日本語を学ぶ外国人にも分かりやすいと、海外の日本語教育関係者からも反響が寄せられたりしているそうで、現在では150万アクセスを超えているといわれていました。

私自身が教材づくりで苦労した経験から、この「TeachU」は質や量を確保しながらも普段の作業の効率化をはかれるだけではなく、子どもたちの教育的ニーズに対応したより良い形にアイデアを加えて変化できる発展型のデジタル教材だと考えます。ぜひ、活用されてみてください。

この「TeachU」は“誰一人取り残されない人に優しいデジタル化”に貢献しているとしてデジタル庁が主催するグッドデジタルアワードの教育部門で優秀賞を受賞しています。

「TeachU」

https://musashi.educ.kumamoto-u.ac.jp/

「TeachU」Twitter

https://twitter.com/teachu12?s=11&t=E–0Pi5dv4TIcurJxxYuMQ

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