週刊本吉研究室㉕12月6日号『子どもたちが持つ個性』

12月に入り、師も走るあわただしい季節になりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。私は朝の寒さに負けて、布団と離れられない毎日を送っています。さて、今回担当させていただく記事では、私が特別支援教育の教員を志すきっかけの一つ、「県内特別支援学校文化作品展」について紹介させていただきます。


「県内特別支援学校文化作品展」とは、県内の特別支援学校24校で学ぶ子どもたちの絵や書、写真、工作等の文化作品の展示会です。今年は11月11日、12日の2日間、熊本市中央区のびぷれす広場で行われていたようです。今回記事を書くにあたり、インターネットで調べたところ、「ハッピースマイル・アートギャラリー」についても情報が出てきたので、ここで紹介します。「ハッピースマイル・アートギャラリー」も熊本市立の小・中学校特別支援学級や特別支援学校の児童・生徒たちが作った作品の展示会で、こちらは11月16日~19日まで熊本城ホールエントランスロビーで開催されていたようです。

「県内特別支援学校文化作品展」の話に戻りますが、私がその存在を知ったのは高校3年生のときでした。当時、ぼんやりと学校の教員になりたいと思っていましたが、はっきりと自分の進路を決めきれずにいました。担任の先生に勧められ、訪れた会場には様々な作品が並んでおり、特に私の目を惹いたのは書道作品でした。高校3年間書道部として活動してきて、それなりに作品を見る目を養ってきましたので、それらの作品に込められた気持ちを想像したり、それを書いた子どもの個性を感じたりしました。伸び伸びとした筆の運び書道という既存の枠組みにいい意味でとらわれていない、そんな作品でした。それをきっかけに私は障害のある子どもたちの作品により魅力を感じるようになり、彼らの個性を伸ばせる教員を目指すようになりました。

絵や書、写真、工作等の文化作品を通して、言葉のいらないコミュニケーションが取れると考えます。来年度も開催されれば、ぜひ足を運んで、彼らの作品を見て、少しでも障害のある子どもたちへの理解を深めるきっかけになれば幸いです。

拙い文章でしたが、最後までご覧いただきありがとうございました。

【参考】

・「くまもとハートウィークふれあいイベント」熊本県HP

https://www.pref.kumamoto.jp/uploaded/life/151011_343504_misc.pdf

・「ハッピースマイル・アートギャラリー

~熊本市立小中学校特別支援学級・特別支援学校児童生徒作品展~」熊本市HP

https://www.city.kumamoto.jp/hpkiji/pub/detail.aspx?c_id=5&type=top&id=22230

・「市っとるね!?マナブくん『ハッピースマイル・アートギャラリー』」熊本市公式チャンネルhttps://youtu.be/uXW-dBduloM

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