週刊本吉研究室㉘1月19日号『教育実習を振り返って』
寒さが肌をさす今日このごろでございますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。私は、年が明け新たな一年が始まり、教員採用試験が日に日に近づいてきているのを少しずつ実感しつつあります。今回、私が担当する記事では、3年次の教育実習について書きたいと思います。
6月・9月の教育実習を通して様々なことを学んだのですが、その中でも特に生徒との関係性を普段の関わりの中から築き上げていくことの大切さを実感しました。6月の実習では、生徒の一つ一つの言動の意図を読み取ることが難しく感じる場面が多々あったのですが、9月の実習では、生徒との関わりを重ねていく中で徐々に生徒の意図を汲み取ることができるようになっていきました。
また、生徒と一緒になって先生も楽しみながら関わっている様子がとても印象に残りました。「教師」という言葉を聞くと、勉強などを教える人といった子どもたちに教師が何かを与えるような印象を持つ人が多いと思うのですが、教師から生徒へ何かを一方的に与えるのではなく、教師も生徒と一緒に考え、一緒に楽しむ姿がとても素敵だなと思いました。
実習の最終日には、一人の生徒から手紙をもらったのですが、手紙をくれた生徒は他人から指示をされるのが嫌いな生徒で、最初は探り探り関わっていたのですが、手紙をもらって、実習の中で関係を築き上げていくことができていたのだなととても嬉しい気持ちになりました。
3年次の実習で学んだことを4年次の実習、これからの将来へとつなげていきたいと思いました。実習が始まるまでは、不安がとても大きかったのですが、実習で充実した毎日を過ごし、実際の現場を知ることができて、教師という職の魅力をより実感しました。学校にいる子どもたち一人一人が過ごしやすい環境をつくることのできる教師になりたいなと思いました。