週刊本吉研究室⑳11月2日号『知的障害のある人の「ために」ではなく、「ともに」スポーツを楽しむ』

私は先日、特別支援学校に実習に行きました。そこでお世話になった先生から「知的障害のある人と一緒にサッカーをしてるからコーチとして参加してくれないか。」というお誘いを受けました。私は大学に入ってなかなか運動することもなかったため、体を動かす良い機会だと思い、参加することにしました。

いざ、参加するにあたり先生から説明を受けるとそれはユニファイドスポーツという大きいプロジェクトの一つであることを知りました。

ユニファイドスポーツとは『知的障害のある人の「ために」ではなく、「ともに」スポーツを楽しむ』というキャッチフレーズで、知的障害のある人(アスリート)と知的障害のない人(パートナー)がチームメイトとなり、一緒にスポーツをする、スペシャルオリンピックス(SO)独自の取り組みです。

スペシャルオリンピックスは練習や試合でのスポーツ経験の共有を通じて、共生社会の実現を目指しており、ユニファイドスポーツでは、すべての参加者にとってユニファイドスポーツの経験がよりおもしろく、チャレンジングなものになるよう、年齢と競技能力がほぼ同じになるようにチームを構成しているそうです。

軽い気持ちで参加を決意した私でしたが、実はとても大きな大会で私が参加するチームは11月に全国大会を控えているとのこと。そして、そこで優勝すると今度は世界大会に出るとのことでした。あまりの規模感に私はとても驚きました。練習初日、私はとても緊張しながらグランドに向かいました。しかし、いざ練習に参加すると、障害の有無など関係なく、一緒にサッカーを楽しむことが出来ました。

私はこの活動に実際に参加してみて、非常に魅力を感じました。障害理解は段々広まってきてはいるもののまだ十分ではありません。実際、障害のある人と関わったことがなく怖いという印象を持っている人が私の周りにも多くいます。そのような人にスポーツを通して障害がある人と関わる機会を設け、また障害がある人の余暇活動にもつながるこの活動はとても価値のあるものだと思います。私はこの活動にこれからも参加したいと思いました。またもっと広まるといいなと思いました。

【参考】

・公益財団法人スペシャルオリンピックス,ユニファイドスポーツについて

https://www.son.or.jp/business/unified/

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